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八百津のせんべいには色々な種類があります。
その中でも人気1位2位を争う『みの焼』!
その「みの焼」が12月いっぱいでもう作られなくなるんです(´;ω;`)ウゥゥ
玉子と小麦粉、そしてザラメがどっさり入り、その食感と素朴な甘さがくせになる。ファンがたくさんいるアノおせんべいです。
そこで・・・・
どんなところでどんな風に作られているのか!今のうちに見ておかなくっちゃ~─=≡Σ((( V๑◉∀◉)つ と行って来ました!
福盛堂製菓さん。昭和29年創業。
まず目にしたのは大量のザラメと大量の玉子!
それを混ぜ合わせ、専用の機械へ投入すると、コロリころりと1個ずつのタネになり出てきます。
次に案内されたところでは、焼きあがった美濃焼きを二枚ずつセットにし、流すと、ピロ包装され、そしてそれを袋詰めして・・・製品が完成!の作業が行われていました。
あれ?焼く所は??
はい、別の場所まで運ばれ、職人さんが焼いています。
お邪魔します~~
おお!これが噂の(?)六角形の焼き器!←クラッカーと呼ばれる焼き器だそうです。
普通の鉄板ではなく、六角形になった鉄板で職人さんがすべて手作業で焼きます。
六面ある六角形型の鉄板が一周するうちに焼けます。知らない人は1/6回した鉄板を開くと出てくる焼けた美濃焼きを見て、今挟んだせんべいがもう焼けたように見えて「もう焼けた?」とびっくりするようですが、いえいえ。一周約2分半位するうちに焼けるのです。という事は、つまり一面30秒もかからず手際よくリズムよくセットするのですよ。
その作業を1日約9時間。朝4時頃に火を入れ、その火を止めることなく延々作業を続けます。ご夫婦で、ご主人が焼き、冷めたものを奥様がカンに詰める等の作業をする二人三脚です。食事時も火を止めることなく交代して焼きます。鉄板の温度は約170℃。夏はそれこそ灼熱環境でしょう。夫婦で約46年。ご主人はそれより前からなので約60年位?
何と!「焼いてみる?」って言われてエプロンまで用意していただいてLet’s チャレンジ☆
えっと、一面15個。型に入れて並べ、型を外し、はいプレス。右手と左手を使ってリズムよく金具を移動させロック。一面回し、次の面を開き、焼けたせんべいを要領よく取り網へ。空いた鉄板に油を塗り、型を当てて・・・・とコレ口で言うほどスムーズには出来ず、、、、モタモタモタ・・あ、あ、だんだん焦げた匂いが…煙が… で、ギブアップ~~~~
これは熟練された技術が必要!!ご主人見てるとリズムよく無駄な動きなく一連の動きがスムーズだもん。
職人さん方の高齢化による引退が主な理由で福盛堂製菓さんは12月末にて閉鎖します。
何種類もある八百津せんべいのうちのたった1種類ですが、このせんべいは、まさにスター格!ほかの物とは別格と言っていい位だったんです。
他のおせんべい屋さんがこの味を継ごうと画策しましたが、職人が1枚1枚手で焼くこのせんべいは機械化が難しい事。単純なようで複雑な技術がいる事。一度火を入れたらひたすら焼き続ける忍耐力・体力がいる事などなどから断念されました。
似たような物を作ることは出来る。でもどこか違う。この味は、この食感は福盛堂製菓さんでしか出せない。
12月末までです。
欲しい方は今のうちに買いだめをオススメします。
蛇足ですが、ちょこっと焦げたおせんべい。かえってカラメリゼされ、香ばしく、かりサク食感がさらに心地よく、めちゃクチャ美味しかったデス!(目から鱗!)(ケガの功名!)
これは職人には出せない素人ならではの味!(←負け惜しみじゃないもん)
改めて声を大にして言いたい!『八百津せんべいって美味しい~~~~~!!(*´▽`)*´▽`)*´▽`)ノ♫•*¨*•.¸¸♪